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Transworld snowboarding plus #3

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Transworld snowboarding plus #3
今月発売のトランスワールドスノーボーディングプラス+ 3月号にて。
backcountryパウダーヒットの秘訣とは?ガイドは何を見て行き先を決める?にて岐阜県エリアのアドバイスを担当させていただきました。雪の少ない今シーズンですが行く先や面のチョイスでよい雪をヒットさせる事が出来ると思います!岐阜エリアの紹介にはH様のライディングショットを使用させていただきました。平湯エリアでの1枚です。

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ジャパラスカ

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以前のブログでも書きましたがジャパラスカの事を。違った解釈をしている方がいるようなので書かせていただきます。3年前にJapan ByVanというPatagoniaアンバサダー達、カーストンオリバー、エリエル、カメラマンのギャレットの日本トリップで白川郷エリアを友人の武石さんの紹介でガイドさせていただきました。

うちの事務所に合宿みたいな感じで寝袋持参で寝泊まりした彼ら。
近所の定食屋に一緒に行ったり温泉に行ったり鶏ちゃんを食べたりとそれは楽しい数日間でした。
白川郷フィールドのとあるエリアにあるこの険しい斜面。
彼らはこの日本の小さなアラスカの地に敬意を表しジャパラスカと称しました。
※彼らはジャラスカパンって呼んでました。
白川郷フィールドがジャパラスカじゃなくこのポイント事をジャパラスカといいます。
写真はエリエルより。

ミニアバランチナイト

 

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好日山荘と雪崩ネットワークの共催で開催されたミニアバランチナイト。好日山荘の契約ガイドであり雪崩ネットワークのアクティブメンバーでもある私が講師を担当させていただきました。神戸、名古屋、池袋で各2回、大阪で1回の計7回、200名以上の方が参加されました。お忙しい中参加された皆様ありがとうございました。

好日山荘での開催という事もあり、滑走系の人より登山者が多かったのが印象的でした。セミナー内でもお話した、約25年におけるレクリエーションにおける雪崩死者の活動別割合では登山者が全体の44%を占めます。雪崩って滑り系の人がよく巻き込まれるイメージかもしれませんが、実際には滑り系の人(山スキー+山スノーボード)と登山者は同じ割合なのです。

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ビーコン、プローブ、ショベルの三点セットは雪山の標準装備。所持するだけでなく、使用出来なければいけません。

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雪山には様々なリスクがありますが、真っ白で美しい雪山には様々な素晴らしい体験が待っています。少し遅くなりましたが、山々もここ数日の降雪で今時期本来の姿に変わっていると思います。

ミニアバランチナイトでお話した事が、皆様の山での活動の際に自身の行動を再考するヒントになれば思います。ご清聴ありがとうございました

アイスクライミング

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八ヶ岳へ友人達と2日間アイスクライミングに行ってきました。

雪が少ない今シーズン、滑りたい気持ちは十二分にありますが、自信の技術向上の為にクライミングや雪稜登山にも時間を費したいのでこの雪不足は自分の仕事において深刻ながらも仕方ないかと思い、やれる事をしております。

これもまた自然のリズム。

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滑りには今まで贅沢すぎる程、時間を費やしてきましたから‥‥(とはいえ、もっともっと地形を自由に滑れるようになりたいです)

f:id:asahiryuta:20160105205717j:plainこの日のメンバーは全員スノーボーダー。この中には元プロもおり、現在も全員、メーカーからのスポンサードを受けています。以前は毎日、通年”滑る”って事しか考えていなかった男達がウィンターシーズンの最中にアックスを握り柔らかい雪ではなく固い氷を楽しんでいる。非常に面白い光景でした。

ガイドとして安全に楽しく、皆さんをご案内する為の技術向上という側面もありますが、自分自信楽しいです。スノーボードを始めた時のように。また、スノーボードという枠だけにとらわれず、山全体での遊びを楽しめるように。

板を背負って登り、目的の斜面を滑る。困難なクライム&ライドなんて出来たら快楽に極み。最近少しずつ出来る様になりたいと思う今日この頃です。

 

GREGORYターギー使用レポート

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バックパックを提供していただいているグレゴリー。

バックカントリースノーボードや雪山登山で使用しているターギーについて使用レポートを書かせていただきました。よろしければ参考にしてください。

www.gregory.jp

以下本文から引用

2013-2015シーズン11月末から5月までの2シーズンバックカントリーフィールドでターギーをしっかりと使用したレポートをお届けする。

主に使用したのは、ガイドとして一番実用性が高い45Lを使用した。グレゴリーのバックパックを四季問わず山岳で愛用している私であるがその一番の理由はフィット感である。ガイドという職業上、ギアは一般ユーザーより多くそして重い。長時間に渡るマウンテンツーリング。シーズンともなれば週に4日以上山に入る。冬期のバックカントリーフィールドでのHike&Ride,このシンプルな遊びを楽しく、そして快適に行うにはフィット感は大変重要だ。スプリットボードでシーズン中、沢山のフィールドと距離をこのターギーと共に歩きそして滑った。使用した中で特に感じたポイントを以下に上げる。

■形状
横幅は広くなく細すぎない。この微妙な形が滑り手である私が求めていた形だ。幅が広すぎるとスノーボード特有の身体のねじれがしにくくライディングに支障が出る。細すぎると遠心力で身体が振られてしまう。この微妙な幅が求めていた形。まさにドストライク。
パッキングの仕方は大変重要だが、このターギーは雑なパッキングをしても形が崩れない。しっかりとしていて適度に軟性があり、バランスがよく板を取り付けての登攀時やライディングの際にも安定していた。
雨蓋部分の収納スペースも大きく口がひらき、ゴーグルの出し入れもストレスなく行えるようになった。
背面アクセスが可能。ただ背面からアクセスできるという物ではなくフルアクセスでき下部にパッキングしている物から上部にあるものまで取り出しがストレスなく行える。
開口時にギアが飛び出さないようにとある薄いナイロンフフェンスも気の利いた物であり使い手の事を考えて作られているのだと感心させられた。
■大きめのアバランチギアスペース
ショベルなどを入れるスペースが大きい為、長めのプローブやショベルの柄もストレスな収まり出仕入れもスムーズだ。

■雪が着かないバックル
いざ滑ろう!とバックパックを背負い、ウェストハーネスをしめようとした時バックルに雪がつまってしまらない〜という雪山での経験が何度もあるがこのターギーにはそれが皆無であった。日本海側の比較的水分の多い山での使用下でもターギーの全てのバックルは雪が着かなかったし、背面パネルも雪が着きにくい。

■ジッパーの動きがスムーズ
水分やエネルギー、防寒着の取り出しなど山では細かな調整が常に必要だ。ギアを出し入れするその度にジッパーをスライドさせるのでこの動きがスムーズに出来るという事はバックパックを選ぶ上で重用視している点である。

■動きを妨げないハーネス
スノーボードはスキーに比べ身体のねじれという動きが伴う。ライディングの際に腕や腰の動きを妨げないというのは私のバックパックに求める機能の中で非常に重要なポイントである。ハイク時には適度にホールド、またライディングの際には身体が振られないバランスと自由な動きのできるハーネス。滑るという動きがあるバックカントリースノーボードでは登山と動きが違うのだ。この二つを両立しているハーネスは他にはないだろう。

■容量
大きすぎず、小さすぎない実にいいサイズ!避難小屋泊の2泊3日のバックカントリートリップにも使用したがこのバックパックに納める事が出来た。荷物が少ない時にもストラップでコンプレッションする事が可能なのでコンパクトにも使用出来る。

2013年11月から2015年5月まで、アルパインエリアから里山までこのターギーと行動を共にした訳だが無くてはならないパートナーになってしまった。その使用感、フィット感は滑りだけでなく雪山登山にも持って行く溺愛ぶりであった。

次はどこに滑りに行こうかな?
2016シーズンもこのターギーと共に色々なフィールドに行く事を妄想中である。

使用者: 旭 立太(あさひ りゅうた)
バックカントリーガイド/スノーボーダー

WHITE MOUNTAIN

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PEAKS特別編集 『WHITE MOUNTAIN 』2016
『楽しみ方スタイル6』にてアドバイス『guide&tours』に紹介していただいております。夏に山登りを楽しんでいる方々を、雪のフィールドにも連れ出したい!がコンセプトの雑誌です。12月28日発売!